公共工事の入札で「くじ引き頻発」/本会議(令和元年第3回定例会)
本会議(令和元年第3回定例会)で質問しました。
- 公共工事の入札について
- 小規模事業の承継支援について
- ホームレスになる恐れのある方への支援について
- 動画を活用した県の広報について
- 計画の進行管理について
- 県営住宅のコミュニティ再生・活性化について
公共工事の入札で「くじ引き頻発」
神奈川県の公共工事の入札において、同価格の入札によるくじ引きが、他都道府県と比較しても高い確率で発生しています。
117件のうち、44件がくじ引きにより落札者を決定しており、くじ発生率は37.6%となっています。しかも、その過半数の入札で5者以上のくじ引きになっており、さらに、10者以上のくじ引きになった入札も12件ありました。皆さんどう思われますか?
くじ引きが高い確率で発生することについては、他地方議会、建設業界、マスコミ等からも問題視する声があがっています。
県は、「積算基準等の公開によって、一定の積算、施工能力を有する入札参加者が、同じ条件で適正な競争ができる環境が醸成できた結果である。」としています。
しかし、透明性・公平性はもちろんですが、競争入札というからには、運に任せるのではなく、県自ら最も優れた業者を選ぶことが、業者の努力に報い、また皆さんから頂いた貴重な税金を適切に使う事になるのではないでしょうか。
県は、「入札制度の運用にあたり、社会情勢の変化を踏まえた制度となるよう、今後も不断の見直しを行っていく。」としていますので、引き続き、注視して参ります。
録画映像は下記でご覧いただけます。(冒頭、ベルの音がなりますのでご注意ください!)
https://kanagawa-pref.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1683